県内中小企業景況天気図
県内中小企業景況天気図 2024年度
2024年2月分
前年同月との比較
好転 +30≦DI |
やや好転 +10≦DI<+30 |
変わらず -10<DI<+10 |
やや悪化 -30<DI≦-10 |
悪化 DI≦-30 |
売上高 | 在庫数量 | 販売価格 | 取引条件 | 収益状況 | 資金繰り | 操業度 | 雇用人員 | 景況 | |
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製造業 | |||||||||
非製造業 | - |
業界レポート
《製造業》
【印刷】
グリーン購入法に定める再生紙の古紙パルプ配合率の要件が印刷業界の強い要望により撤廃された。これにより、官公需を中心にこれまで入手が困難であった用紙の調達状況が大きく改善された。
【電気機器】
受注に地域格差が生じている。首都圏の中でも、東京の再開発によるものが大きい。かなりの会員が、東京にある物件を受注している。自社で捌ききれずに、他の組合員に生産を委託しているケースもある。
【輸送用機器】
組合員については、売上は前年同月比14%減。主力の鉄道輸送事業が伸びてこないのが要因。前年同月比の2桁減が1年間続いている。コロナ禍前の8~9割に留まっており、本格回復へ足踏みが続いている。
《非製造業》
【建設業】
建設現場の最終工程となる壁装工事と床仕上げ工事が集中した影響で、予想通り技能工不足が発生した。防炎ラベルの申請が閑散期の2倍以上となった。・2月23日~25日に北九州市の小倉で第32回技能グランプリが開催された。30職種379名の選手が参加して腕前を競い合った。技能検定の一級を持っている技能士が真剣に向き合っている姿は感動的であった。技能グランプリは、全国各地で2年毎に開催されている。
【運輸業】
労働規制の厳格化が迫る中、各企業単体で改善できる面もあるが、人手不足の問題など他社との水平的な連携や協力体制にて課題を解決していく事が必要な状況である。
【その他非製造業】
価格転嫁は進めているが、諸コストの増加も継続し、価格転嫁が継続できるか懸念あり。骨材運搬に関わるダンプ確保も高齢化・2024年問題等により、年々厳しくなり、相応の運賃値上げを求められている。