県内中小企業景況天気図
県内中小企業景況天気図 2016年度
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2016年9月分~天候不順による影響大
概況
《全国》
内閣府が10月11日に発表した9月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は前月比0.8ポイント低下の44.8ポイントとなった。悪天候の影響がみられるが、製造業の受注量増加や求人件数の増加がみられ、総合すると、「景気は、持ち直しの動きがみられる。先行きについては、引き続き海外経済や金融資本市場の動向等への懸念がある一方、旅行・観光分野の回復、受注や求人増加の継続等への期待がみられる」とまとめられる。
《愛知県》
こうした中で行われた本会の調査では、製造業の売上高は7.8ポイント、在庫数量は9.8ポイント、収益状況は17.7ポイント、資金繰りは7.8ポイント、設備操業度は9.8ポイント増加した。しかし、販売価格は9.8ポイント、取引条件は2.0ポイント、雇用人員は3.9ポイント悪化した。景況感は不変だった。
また、非製造業の取引条件は3.3ポイント、雇用人員は1.6ポイント増加した。しかし、売上高は6.6ポイント、在庫数量は3.2ポイント、収益状況は8.2ポイント、資金繰りは4.9ポイント、景況感は6.5ポイント悪化した。販売価格は不変だった。
台風や大雨による天候不良が長期間続いたことにより、非製造業は景況感が悪い。一方製造業は持ち直し傾向にある。
前年同月との比較
好転 +30≦DI |
やや好転 +10≦DI<+30 |
変わらず -10<DI<+10 |
やや悪化 -30<DI≦-10 |
悪化 DI≦-30 |
売上高 | 在庫数量 | 販売価格 | 取引条件 | 収益状況 | 資金繰り | 操業度 | 雇用人員 | 景況 | |
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製造業 | |||||||||
非製造業 | - |
《売上高D.I.》
全産業では前年同月に比べ△22.3ポイント(△22.3)となった。産業別にみると、製造業では△21.6ポイント(△29.4)となり、非製造業では△23.0ポイント(△16.4)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントでは、紙・紙加工品100.0ポイント、一般機器14.3ポイント、サービス業9.1ポイントが目立った。マイナスポイントでは、食料品、木材・木製品△100.0ポイント、出版・印刷、電気機器、その他非製造業△50.0ポイント、小売業△41.7ポイントが目立った。
《収益状況D.I.》
全産業では前年同月に比べ△19.6ポイント(△23.2)となった。産業別にみると、製造業では△19.6ポイント(△37.3)となり、非製造業では△19.7ポイント(△11.5)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントでは紙・紙加工品50.0ポイント、一般機器14.3ポイントが目立った。マイナスポイントでは、食料品△75.0ポイント、輸送機器△66.7ポイント、木材・木製品、出版・印刷△50.0ポイントが目立った。
《業界の景況D.I.》
全産業では前年同月に比べ△29.5ポイント(△25.9)となった。産業別にみると、製造業では△33.3ポイント(△33.3)となり、非製造業では△26.2ポイント(△19.7)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントは該当なし。マイナスポイントでは、食料品△100.0ポイント、木材・木製品、出版・印刷、運輸業、その他非製造業△50.0ポイント、鉄鋼・金属△44.4ポイントが目立った。
※ ( )は、先月の前年同月比のD.I.値
業界レポート
《製造業》
【愛知県菓子(工)】
行催事の多い月で需用増を期待したが、天候不順が影響した。少子高齢化による世帯構成の変化が原因なのか客単価が伸びない。
【中部アウトソーシング(協)】
大手自動車メーカーは、生産体制を整えるため雇用人員を確保する動きがあるが、中小企業は人材確保に引き続き苦戦を強いられている。
《非製造業》
【岡崎問屋団地(協)】
9月は台風、大雨の影響で小売店の売上は良くない。気温も高めで秋物への移行も遅れ気味のため、昨年をやや下回る様子である。
【名古屋水産卸(協)】
度重なる台風の襲来・秋雨前線の影響により生鮮品は、色々な角度から打撃を受けた。収穫物の被害、生産施設の被害、出荷拠点の被害等に加え、消費マインドも冷え込み売上げに影響を及ぼした。度重なる台風の襲来・秋雨前線の影響により生鮮品は、色々な角度から打撃を受けた。収穫物の被害、生産施設の被害、出荷拠点の被害等に加え、消費マインドも冷え込み売上げに影響を及ぼした。
【愛商連一宮支部】
9月は台風による天候不順の影響で、来街者の客足が悪く、昨年に比べ事業者の売上高は減少している。