平成18年8月24日、名古屋市西区にある愛知県職業訓練会館にて、高校の被服科教員など11名の受講者でワンポイント講習会が行われた。講師は牧野俊一、助手には内藤武、伊藤恭子、野村博子、福井ひとみ、朝倉伸泰、牧野守ら6名が受講者2名に対し1名の割合で担当し、講習会が進められた。
午前中はきものの寸法の決め方を中心に、和服のリサイクル性、ミシンと手縫いの違い、きものの名称の由来や諺、和裁を通じての女子教育などの話しを織り交ぜながら講義を行った。午後からは、浴衣の額縁や袖袂丸、衿付けの実技指導を行い午後4時に終了した。
受講者は、「和服のすばらしさを知ることが出来た」「ポイントを絞った説明でよく分かった」「手縫いで作る浴衣に挑戦させたい」「和裁の良さ、きものの心を生徒に伝えたい」とアンケートに答えた。
本日は2人の生徒に1人の先生がついていただき、よく分かりました。特に、洗濯をする時のために初めからしつけをかけることなど、今まで気がつかない部分でした。
寸法の決め方のお話はとても勉強になりました。やはり近頃の高校生、大学生は体格がよく、本にある標準寸法では小さすぎることが多かったですしかし加減の仕方もわからなかったため、体格に合うものができたかどうかもよく分からない状態でした。