最後はたたみ方を勉強
「このまま浴衣で帰りたい」との声も
福井市の東部に位置し、白山連峰を臨み、周りには広々とした田園風景が広がる素晴らしい環境にある学校です。
生活科学科３年女子（３８名）の浴衣の製作がようやく完成しました７月１４日、私たち４名の講師で着付けの指導をさせていただきました。自分の手で一針一針心を込めて作り上げた着物だけに、大事にそっと胸に抱きかかえるように部屋に入ってこられた生徒さんの姿にまず胸が熱くなりました。
担当の先生より、今日出来上がった浴衣は家に持って帰ってよろしい、一生懸命作り上げた浴衣に恥ずかしくない着付けができるようにとのお言葉があり、私たちも気持ちを引き締めて、精一杯指導させていただきました。
生徒さんは、製作を通して浴衣に対する理解も認識もできており、校風なのか落ち着いていて、真面目で素直でした。明るい雰囲気の中で５６分授業２時間と、卒業アルバムの写真も兼ねた撮影１時間はあっという間に過ぎました。
最後に、生徒さんの代表より、私どもにお礼の言葉があり、自分で作った浴衣を自分一人でこんなに可愛く着ることができて、今は喜びと感動でいっぱいです、このような経験は私の人生にもう二度とないかもしれませんとの言葉にしばらく全員の拍手がやみませんでした。一緒にお勉強させていただいた私たちからも、それ以上の喜びを申し上げて終わらせていただきました。
斉川英子（講師）
最後はたたみ方を勉強
「このまま浴衣で帰りたい」との声も
着付け教室では今まで浴衣を着ていた時とまったくちがったやり方で着ていたのでとても驚きました。正式なやり方で始めから終わりまで丁寧に教えてもらえたので、今年の夏休みは友達と一緒に浴衣を着て祭りに出かけたいと思います。
今まで家で浴衣を着ても、帯などは付けていませんでした。今年の夏は自分で作った浴衣で先生におしえてもらった着付けで、バッチリ決めて夏祭りに行きたいと思います。
ひとつひとつの作業をきちんとしないと、最後にしわが多くなってしまって、すごく大変でした。帯の結び方もいろいろあって、基本的なものから応用編まで挑戦することができてよかったです。
私は、初めて自分１人で浴衣を着ました。思っていた以上に難しくて、大変でした。やっぱり自分でつくった浴衣を着るのはいつも以上に嬉しかったです。
