福井市西部にある福井の誇るマンモス校で、勉学はもとより情操教育にも力を入れ、スポーツなども向かうところ敵なしといった学校です。日本人として、また情操教育の一環として山野流の着付けに信頼と理解をいただき、平成15年より全学年の女子生徒に着付け指導をできることになりました。
5〜6月は進学・就職活動と忙しい3年の女子を2版に分け、5月には浴衣の着付けと細帯、6月は小紋と一重太鼓を指導させていただきました。学校にとっても初めての取り組みなので、女の先生方も積極的に私どもの指導を受けてくださり、本当にありがたいと思っています。
2学期の終わり頃に2年女子、3学期には1年女子に浴衣の着付けと細帯の指導をします。6時間(6回コース)を予定してくださるとのことなので、今から期待を裏切らないように、グループの先生方と研究して、頑張ってやりたいと思っております。
斉川英子(講師)
本学の建学の精神にもある「日本の伝統と文化」に触れ、そのよさを理解してもらいたいと思い、全女子生徒対象に今年から各学年4時間の講座を1年計画で始めました。普段、着物に馴染みがない生徒がどのように取り組めるか不安でしたが、意外にも真剣に楽しく取り組んでいました。着物を着て友達同士で写真を撮ったり、見せ合いをして大変喜んでいました。これを機会に少しでも着物のよさを理解し、着る機会があれば自分で着ることができるまでになってほしいと思います。
小紋の着付けは、ゆかたを着る時よりも難しかったです。だけど先生方がていねいに教えてくださったので楽しく着ることができました。夏には1人でゆかたを、普段には母の小紋を借りて着たいと思います。
着付けは今回で2回目だったけれど1回目よりはじょうずに着ることができました。4時間かけての授業は私にとってとても勉強になりました。
私はこの着付けの授業で始めて一人で着るということにチャレンジしました。しかし、着物の名前や小物の名前もまったくわからない状態からのスタートだったので思うようには一人で着ることができませんでした。でも先生方には、とても優しく指導していただき、みんなが一生懸命に取り組むことができました。それも笑顔満開で…。