平成20年10月24日、一宮市立尾西第二中学校にて、「技能体験教室」が行われました。
この授業は、子どもたちのものづくりへの関心を高めるとともに、職業意識の醸成を図ることを目的とし、愛知県より愛知和服裁縫業協同組合に依頼があったものです。和裁のほか、日本料理、和菓子、木工、寝具の5つのプログラムで、和裁は2年生27名(男子17名・女子9名・教師1名)を対称に「きんちゃく作り」の作成指導を行いました。
プログラムは自由に選択できるのにもかかわらず、「きんちゃく作り」を選択したのは男子生徒が多く、四苦八苦しながらも完成した時の達成感あふれる喜びの表情に感動しました。またほとんどの生徒が並縫い(運針)を知らず、「最初は簡単だと思いましたが、意外と大変で、難しかった」と溜め息を出し汗をかきながら夢中になって完成させていました。
昼食は教室で生徒と一緒に給食をいただき、技能体験教室への正直な感想を聞け、あっという間の一日でした。
実際にモノを作ることによって、モノを作るたのしさ、大切さ、大変さをあらためて感じることができました。前まで、モノづくりはかんたんと思っていたけど、とてもむずかしいとも思いました。。
授業はノートなど取るだけのことが多いので、自分で何かやることはとても楽しくて、ずっと技能体験教室をやっていきたいです。これが授業だったらいいと思いました。