生物多様性条約とは――
「現在、地球上の生物種の絶滅が加速、すでに全生物の24%に達し、このままでは数十年後には生物が絶滅する」と言われ、それを防ごうとする条約。92年にリオデジャネイロの地球サミットで「地球温暖化防止条約」と同時に決められた双子の関係。その後のCOP6で「生物多様性速度を顕著に減らす」という『2010年目標』が設定されました。
最近発表されたデータでは
- 人類が原因で自然の絶滅速度が1000倍に
- 哺乳類の22%、両生類の33%、鳥類の12%、針葉樹の28%が絶滅、2010年目標は失敗した
生物多様性の損失は、気候変動に対する脅威と同様、早急な対策をとる会議となります。
会議の目的
- 地球上の多様な生物をその生態環境とともに保全すること
- 生物資源を持続可能な方法で利用すること
- 遺伝資源の利用から生ずる利益を公平かつ衡平に配分すること
日本の提案
人と自然の調和を取り戻し、50年までに生物種の絶滅を止め、自然の恩恵を将来へと続くようにする。人間活動が悪影響を起こす開発は止め、生物多様性を守る活動を推進する。
市民ネット5つのアクション
- 地域や旬の食材を食べ、生態系や環境の変化に関心をもとう。
- 大人も子どもも、楽しく自然を体験して地元の自然を実感しよう。
- 自身がクリエーターになってみよう。(絵、写真、日記、俳句)
- 自然観察会や森林保護などさまざまな活動に参加して「きずな」を再発見してみよう。
- 生物多様性保全に貢献している商品を選んで意思表示をしよう。