食肉の流通経路には、下図のような各種パターンがあります。
こうした過程の中で、牛肉や豚肉は厳しい検査を何回も受け、その結果合格したものだけが市場、問屋、スーパー等に出されるのです。
また、食肉の流通の最大の特徴は、流通過程の何度も形態が変化する点があげられます。魚や野菜の流通では、形態的にはとれたままの姿で消費者の手に届きますが、肉はすっかり形を変えてしまいます。
つまり、生体から順を追うと、と畜後の枝肉、そして部分肉となり、更に店頭に並ぶ時は精肉という3つの段階を経るのが一般的です。