印章の起源
印章の発祥は、紀元前4000年頃、メソポタミア文明の時代とされています。その後シルクロードを経て、紀元前1400年、殷の時代に中国に伝わったとの記録があります。
日本では、天明4年(1784年)に筑前国志賀島から「漢倭奴国王」と刻印された金印(下図参照)が出土しましたが、これがわが国最古の印章とされています。
国宝・金印「漢倭奴国王」 印章の日
印章が市民権を得たのは明治6年10月1日。明治新政府が太政官布告で「署名と実印を押す制度」を定めたことによります。それ以来、「証書の姓名欄には本人が自書し、実印を押すこと。自分で名前を記すことが無理な場合は他人に書かせてもいいが、実印は必ず押さなければならない」ことになりました。これを記念し、印章業界では10月1日を「印章の日」と呼び、記念行事を行っています。
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