人生を歩むうえでいろいろな人との出会いがあります。初めての人と会ったときに誰もが感じるのは、その人の印象。
ここではこうしたイメージの徹底研究を行ってみましょう。
就職試験での第一印象を決める大切な要素として、服装や身だしなみ、態度などが挙げられますが、企業の人事担当者が見る第一印象とは外見的要素だけではありません。むしろ、外見はそれほど評価対象にならない場合が多いようです。
問題はその人の本質的な雰囲気の印象です。企業の人事担当者は印象評価を行うプロですから、応答の際の一瞬の表情の変化でも見逃しません。とくにサービス業では、印象評価がかなりのウエイトを占めるようです。
面接という一種の緊張した状態では、自分自身の本質的な部分をごまかすのは困難です。マニュアル通りに印象が良くなるよう取り繕っても、面接官はすぐ見抜いてしまいます。受験者が陥りやすいのが「こうしなければよく見られない」という考えから、外見や態度と同じように質問の応答もありふれたものになってしまうこと。最初の印象が悪くても、話がおもしろいと面接官のそれまでの印象が良いほうへ変わります。肝心なのは自分の思っていること、言いたいことをきちんと発言し、自信をもって臨むことにあります。守りの姿勢でなく、攻めの姿勢で自分の印象を作っていくことが面接の大きなポイントとなります。
面接時での外見的な印象は、あまり評価の対象になりませんが、それでもきちんとした身だしなみは大切。自分に合った服や小物を身につけているかはチェックされます。
そこで人の目が注目する体の部分を挙げてみます。それがチェックポイントにもなります。
企業の人事担当者が学生と初めて接点を持つのが履歴書。人事担当者によると履歴書で評価がプラスになることはなく、むしろマイナスの点が気になるそうです。特に記入欄が少ないとマイナスイメージがどうしても働くようです。
そして写真。履歴書に写真を貼るのは日本だけの習慣ですが、写真によりその人を印象づける要素があるのは確かなようです。そこで履歴書に貼る写真で気をつける点をご紹介しましょう。