愛知実業協会


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県内中小企業景況天気図
2015年7月分〜天候が大きく影響

概況

《全国》
 内閣府が8月10日に発表した7月の景気ウォッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は前月比0.6ポイント上昇の51.6ポイントとなった。物価上昇への懸念がみられるものの、求人の増加や、プレミアム付商品券への期待等から、総合すると、「景気は、緩やかな回復基調が続いている。先行きについては、物価上昇への懸念等がみられるものの、観光需要、プレミアム付商品券への期待等がみられる」とまとめられる。
《愛知県》
 こうした中で行われた本会の調査では、製造業の在庫数量は1.9ポイント、設備操業度は1.9ポイント増加した。しかし、売上高は5.8ポイント、販売価格は13.7ポイント、取引条件は5.9ポイント、収益状況は5.8ポイント、資金繰りは4.0ポイント悪化した。雇用人員、景況感は不変だった。
 また、非製造業の在庫数量は4.9ポイント、販売価格は4.9ポイント、取引条件は4.9ポイント、景況感は1.6ポイント増加した。しかし、売上高は3.3ポイント、収益状況は11.5ポイント、資金繰りは1.6ポイント、雇用人員は4.9ポイント悪化した。
 猛暑や天候不順の影響もあり、厳しい状況が続いている。仕事量は増加しているが人員が確保できないとの声も多く、今後の先行きは慎重に見極める必要がある。

前年同月との比較

《凡例》
好転
+30≦DI
好転
やや好転
+10≦DI<+30
やや好転
変わらず
-10<DI<+10
変わらず
やや悪化
-30<DI≦-10
やや悪化
悪化
DI≦-30
悪化

  売上高 在庫数量 販売価格 取引条件 収益状況 資金繰り 操業度 雇用人員 景況
製造業 変わらず 変わらず 変わらず 変わらず やや悪化 やや悪化 変わらず 変わらず やや悪化
非製造業 やや悪化 変わらず 変わらず やや悪化 やや悪化 やや悪化 やや悪化 やや悪化
《売上高D.I.》
 全産業では前年同月に比べ△7.1ポイント(△2.7)となった。産業別にみると、製造業では2.0ポイント(7.8)となり、非製造業では△14.8ポイント(△11.5)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントでは、窯業・土石製品60.0ポイント、鉄鋼・金属44.4ポイント、サービス業36.4ポイントが目立った。マイナスポイントでは、木材・木製品、出版・印刷△100.0ポイント、食料品△75.0ポイント、小売業△58.3ポイントが目立った。
《収益状況D.I.》
 全産業では前年同月に比べ△21.4ポイント(△12.5)となった。産業別にみると、製造業では△17.6ポイント(△11.8)となり、非製造業では△24.6ポイント(△13.1)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントは鉄鋼・金属33.3ポイント、一般機器28.6ポイント、窯業・土石製品20.0ポイントが目立った。マイナスポイントでは、木材・木製品、紙・紙加工品、出版・印刷△100.0ポイント、食料品、小売業△75.0ポイント、化学・ゴム△50.0ポイントが目立った。
《業界の景況D.I.》
 全産業では前年同月に比べ△16.1ポイント(△17.0)となった。産業別にみると、製造業では△11.8ポイント(△11.8)となり、非製造業では△19.7ポイント(△21.3)となった。うち、業種別にみると、プラスポイントは、窯業・土石製品40.0ポイント、サービス業27.3ポイント、鉄鋼・金属22.2ポイントが目立った。マイナスポイントでは、木材・木製品、出版・印刷△100.0ポイント、小売業△58.3ポイント、食料品、紙・紙加工品、化学・ゴム△50.0ポイントが目立った。

※ ( )は、先月の前年同月比のD.I.値


景況の推移グラフ

業界レポート

《製造業》

【愛知県高圧ガス(協)】
 景況に大きな変化は無く、依然として厳しい状況。大口需要の輸送関連でも自動車の国内販売不振に伴い出荷量が減少している。
【(協)豊田市鉄工会】
 大企業の好調さは未だ中小企業までは回ってこないが、仕事量については高止まりの安定傾向にあり、平穏な状況にある。中小は人手不足感も出てきているが、ハローワークの情報によれば非正規求人の比率が高く、正規求人比率は上がって来ていない。
【東海配電盤工業(協)】
 受注は安定している。ただ、運送代が上昇してきている為、これが利益を圧迫する要因となってきた。

《非製造業》

【愛知県食肉事業(協連)】
 今年は例年に比べ長雨も少なく、堅調に売上は確保できたものの、依然として収益の伸びが難しい状況が続いている。
【名古屋理容美容(協)】
 天候に恵まれ暑い日が続いた為、客足は順調であった。

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