中小企業のための環境 ISO ガイド

第4章 ISO14001 規格の要求内容

 ISO14001 規格で要求している内容について解説します。

 ISO14001 規格は、「4.1 一般要求事項」から「4.6 経営層による見直し」までの6章構成で、章により更に「4.3.1 環境側面」〜「4.3.4 環境マネジメントプログラム」のように分かれています。

 規格書をよく読むことによって EMS(環境マネジメントシステム) の構築から運用までのすべてが理解できます。そして、この体系が実に巧妙に構成されていることに気づくはずです。

 それでは、規格書が要求している内容について順を追ってみていきます。

4.1 一般要求事項

 EMS の確立と維持に関する要求項目です。

 EMS が確立され維持されて、機能していることが確認されなければなりません。システムが最低3ヶ月以上機能していたことを証明する必要があります。

4.2 環境方針

 環境方針策定における要求項目です。トップマネジメントが、自ら関与して、一定の基準に基づいた組織の環境方針を定めなければならないと規定しています。

4.3 計画

4.3.1 環境側面

 組織の活動、製品、サービスに関する環境側面の特定についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.3.2 法的及びその他の要求事項

 環境法規制及び組織が同意するその他の要求事項の特定についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

 これらは組織の活動、製品、及びサービスの環境側面に適用されるものである。

4.3.3 目的及び目標

 管理対象とする目的及び目標の設定についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.3.4 環境マネジメントプログラム

 目的及び目標を達成するためのプログラムの策定についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.4 実施及び運用

4.4.1 体制及び責任

 体制及び責任の明確化。管理責任者の指名についての要求項目です。トップマネジメントが直接、EMS の導入・実施・運用の指揮をとるのは実際上困難ですので、事実上の指揮をとる管理責任者を任命することを求めています。

4.4.2 訓練、自覚及び能力

 要員の訓練についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.4.3 コミュニケーション

組織の内部、及び外部とのコミュニケーションについての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.4.4 環境マネジメントシステム文書

 環境マネジメントシステム文書の策定と維持についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.4.5 文書管理

 文書管理体系の確立についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.4.6 運用管理

運用管理の手順の確立についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.4.7 緊急事態への準備及び対応

 事故及び緊急事態への対応手順の確立についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.5 点検及び是正処置

4.5.1 監視及び測定

 管理プログラムの監視及び測定の手順の確立についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.5.2 不適合並びに是正処置及び予防処置

 不適合発生の際の、是正手順の確立及び予防処置の手順についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.5.3 記録

 記録の識別、維持、廃棄の手順の確立についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.5.4 環境マネジメントシステム監査

 定期的な監査のプログラムの策定についての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

4.6 経営層による見直し

 継続的改善を確実にするための経営層による見直しについての要求項目です。規格では、以下のことを要求しています。

 以上、規格書が要求している内容について、その項目を順に追ってみました。それぞれの詳しい内容は、是非規格書を入手して確認してみることをお勧めします。